今回は留学生活について少し書いてみたいと思います。
私はドイツのミュンヘンに来ているため、他の国に留学される方は環境が異なると思いますが、ひとつのご参考までに。
・授業
留学先のミュンヘン工科大学では、クラスは3つのカテゴリーのクラスがあります。
・レクチャー(Lecture):比較的大きな教室で授業を受けるものです。
基本的には教授からの一方的な講義形式なのですが、学生からの質問も多いです。
ちなみに手を挙げるときは人差し指を挙げます。
・エクササイズ(Exercise):レクチャーとセットになっているもので、レクチャーで習った
内容について実際の演習問題を解いていきます。授業時間中に先生と一緒に解いていくため、
問題を解く時間は特に設定されていません。
また、先生はレクチャーの教授ではなく、チューターの方です。
ちなみに、レクチャー、エクササイズともに単独で履修可能ですが、
テストは同一なのでセットでとるのが普通なようです。
・セミナー(Seminer):少人数のクラスで、デスカッショんやグループワークを行います。
京大でいうとワークショップが近いと思います。課題が多くかなり負担が多い授業です。
ちなみに、京大の授業ではこのような分け方はなく、その授業がどのスタイルをとっているか
によります。(シラバスで確認できる)
授業によって構成や比率は異なりますが、一般的には、京大MBAの授業は
講義・演習・グループワークがミックスされた授業が多いと思います。
一方、こちらでは講義スタイル別にクラスが編成されているのが大きな特徴です。
・イベント
かなりイベントが多いです。学校側のSOMのイベントチームが主催するツアーなどのイベントや飲み会もありますし、学校主催のイベントもあります。
また、ネットでイベントや飲み会を紹介しています。
イベントについは困らないのではないでしょうか。
実際、全部に参加すると時間がなくなるので、かなり絞って参加してます。
・食生活
正直ドイツは食べ物についてあまり関心がないようです。
一般的な日本人からしたら、満足できないかもしれません。
また、外食が高い。お金のない学生はあまり外食はしません。
(一部の激安のお店は除く。)
学食もあるのですが営業時間がほぼお昼のみです。土日はもちろんやっていません。
それに比較的安めの価格設定ですが、コストパフォーマンスはあまり高くないと思います。
また、京大の学食のように栄養バランスが管理されていないようです。
そんな食生活事情なので、できるだけ自炊をするようにしています。
外食は高いのですが、スーパーの食材は比較的安いので、
自炊をするとお金を節約できます。
コストと栄養バランスの観点から自炊はおすすめです。
・お店
ドイツは夜8時にほぼすべてのお店が閉まってしまいます。(レストラン・バーはのぞく)
また日曜、祝日はほぼすべてのお店が閉まってしまいます。
(法律で決められているらしい。)
なので、休みの前の日の夕方はスーパーなどが大行列です。
また、あらかじめ祝日をチェックしておくのもポイントです。
せっかくの休祝日ひもじい思いをしてしまいます。
一般的にドイツではサービスの質が良くないです。
また、サービスに対して対価が発生するという発想が根付いています。
スーパーで買う水は安いけど、レストランで運んでもらう水は高いなど。
労働者の権利が強いというか守られているようです。
企業の生産性が重視されていて、その分消費者に不便が強いられている印象です。
でも、生活するには不便ですけど、働く側からするといい環境なのかもしれません。
こんな生活事情で入国当初は戸惑っていたのですが、約2ヶ月経ち今はだいぶ慣れてきました。
戸惑うこともありますが、他国の文化に触れることも留学の大きな意義なのだと感じています。
続く。