忍者ブログ

MBAアカデミー

京都大学経営管理大学院に合格者を輩出しています。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


交換留学体験記④

今回は交換留学の募集・応募について書いてみたいと思います。
話は前後しますが、これから留学される方には必要な情報だと思いますので。


まず、募集がかかる時期・入学時期は受け入れ先の大学によって異なります。

募集開始時期は渡航前の約半年前が多いと思います

今回のミュンヘン工科大学の場合ですと、
15年4月入学で、14年10月に募集がかかりました。
応募締め切りは10月末でした。
書類を準備するのに約1ヶ月ほどの期間です。


必要書類は以下のとおり。

・申請書
・志望動機
・履歴書
・履修希望科目
・成績証明書(在学時の成績)
・現在の履修科目
・語学のスコアの証明書コピー

他の留学先もだいたいこんな感じだと思います。


この中で語学の証明書以外は、
募集がかかってから準備して十分間に合います。
やや記入が大変ですが。。

語学については、テストを受けてから結果がでるまでに時間がかかるし、
必要なスコアに到達しなければ、複数回受験しなければならないので、

もし、交換留学に事前に準備することがあるとすると、
語学力を上げて、スコアをとっておくことです。

京大MBAに入学するのにも英語は必要ですし、
入学時にそれなりの英語のスコアをとっておくと理想です。

逆にいうと、入学時に課される英語については
入学試験時に力を入れておくと、後々留学応募時にも活きてくるので、
交換留学を希望される方は、入学前に集中的に英語を勉強されておくといいと思います。
しかも、入学した直後のM1前期なかなか時間がとれませんし。


ちなみに、英語のスコアについては、TOEFLまたはIELTSが多いです。
ミュンヘン工科大学についてはTOEICでも可でした。


上記の書類をもとに教授会で派遣者が決定されます。(これで留学確定)
私の場合は、14年11月頃には決定しました。


教授会で決定した後の手続きとしては、派遣先大学との入学手続きになります。


そして、部屋を探し、チケットを手配し、渡航・・・
という流れです。


ちなみに、費用ですが派遣先の大学の学費は免除です。
(ただし、京大への学費は納めないといけない。)
その他の渡航費・滞在費、その他生活にかかる費用は個人負担です。
私はもらっていませんが奨学金もあるようなので、
応募してみるのも良いのかもしれません。


一般的に留学は募集の締め切りが早いので、
留学を希望される方は早めにチェックされるといいと思います。


まとめ
・英語のスコアはあらかじめ準備しておこう。
・奨学金(希望する人)は事前に、応募時期・必要書類などをチェックしておこう。
・部局間の交換留学の情報は学内のサイトにアップされるのでまめにチェックしよう。


京大MBAに留学される方は、2年間の方が多いですし、
M1前期は必修科目が多いので、留学期間、準備期間が非常に短いです。
入学前から計画されることをおすすめします。
PR

交換留学体験記③

今回も留学生活について書いてみたいと思います。

今回は交流・イベントについてです。

交換留学の醍醐味はなんといっても現地の人との交流ではないでしょうか?
前回に書きましたがミュンヘン工科大学では、いろんなイベントが提供されています。
時にはむしろイベントが多すぎて、いろんな買い物やら雑務やら勉強をしなくちゃいけないから
そっとしておいて欲しいくらいです。

それにインターネット・SNSが発達している世の中ですから、イベントの招待やら、
SNSでの友達がどんどん増えていきます。
(SNSの友達が増えたからいいとは限らないですけど)


そして、現地の人たち・学生との交流もいいのでですが、
特にミュンヘン工科大学ではヨーロッパの各国をはじめ、世界中の大学から学生が来ています。
ちなみに、アジアでは中国の学生が圧倒的に多い。日本の学生は少数派です。
なので、交換留学では世界中の学生とも交流が図れることができます。

また、京大からだけでなく当然日本の他大学からも来ているわけで、
日本の他大学の学生とも交流できます。
意外にこれが貴重でして、京大にいると日本の他の大学との交流が意外に少ない。
ましては関西以外の地域の学生と触れ合うのはまれです。
海外で日本人に出会うと親近感も強く、親友ができることが多いのです。


そんなわけで、交換留学は人との世界中の人との触れ合ういい機会なんだとつくづく思います。


続く。


交換留学体験記②

今回は留学生活について少し書いてみたいと思います。
私はドイツのミュンヘンに来ているため、他の国に留学される方は環境が異なると思いますが、ひとつのご参考までに。


・授業
留学先のミュンヘン工科大学では、クラスは3つのカテゴリーのクラスがあります。
・レクチャー(Lecture):比較的大きな教室で授業を受けるものです。
 基本的には教授からの一方的な講義形式なのですが、学生からの質問も多いです。
 ちなみに手を挙げるときは人差し指を挙げます。

・エクササイズ(Exercise):レクチャーとセットになっているもので、レクチャーで習った
 内容について実際の演習問題を解いていきます。授業時間中に先生と一緒に解いていくため、
 問題を解く時間は特に設定されていません。
 また、先生はレクチャーの教授ではなく、チューターの方です。
 ちなみに、レクチャー、エクササイズともに単独で履修可能ですが、
 テストは同一なのでセットでとるのが普通なようです。

・セミナー(Seminer):少人数のクラスで、デスカッショんやグループワークを行います。
 京大でいうとワークショップが近いと思います。課題が多くかなり負担が多い授業です。

ちなみに、京大の授業ではこのような分け方はなく、その授業がどのスタイルをとっているか
によります。(シラバスで確認できる)

授業によって構成や比率は異なりますが、一般的には、京大MBAの授業は
講義・演習・グループワークがミックスされた授業が多いと思います。
一方、こちらでは講義スタイル別にクラスが編成されているのが大きな特徴です。

・イベント
かなりイベントが多いです。学校側のSOMのイベントチームが主催するツアーなどのイベントや飲み会もありますし、学校主催のイベントもあります。
また、ネットでイベントや飲み会を紹介しています。
イベントについは困らないのではないでしょうか。
実際、全部に参加すると時間がなくなるので、かなり絞って参加してます。


・食生活
正直ドイツは食べ物についてあまり関心がないようです。
一般的な日本人からしたら、満足できないかもしれません。
また、外食が高い。お金のない学生はあまり外食はしません。
(一部の激安のお店は除く。)

学食もあるのですが営業時間がほぼお昼のみです。土日はもちろんやっていません。
それに比較的安めの価格設定ですが、コストパフォーマンスはあまり高くないと思います。
また、京大の学食のように栄養バランスが管理されていないようです。

そんな食生活事情なので、できるだけ自炊をするようにしています。
外食は高いのですが、スーパーの食材は比較的安いので、
自炊をするとお金を節約できます。
コストと栄養バランスの観点から自炊はおすすめです。


・お店
ドイツは夜8時にほぼすべてのお店が閉まってしまいます。(レストラン・バーはのぞく)
また日曜、祝日はほぼすべてのお店が閉まってしまいます。
(法律で決められているらしい。)

なので、休みの前の日の夕方はスーパーなどが大行列です。
また、あらかじめ祝日をチェックしておくのもポイントです。
せっかくの休祝日ひもじい思いをしてしまいます。

一般的にドイツではサービスの質が良くないです。
また、サービスに対して対価が発生するという発想が根付いています。
スーパーで買う水は安いけど、レストランで運んでもらう水は高いなど。
労働者の権利が強いというか守られているようです。

企業の生産性が重視されていて、その分消費者に不便が強いられている印象です。
でも、生活するには不便ですけど、働く側からするといい環境なのかもしれません。



こんな生活事情で入国当初は戸惑っていたのですが、約2ヶ月経ち今はだいぶ慣れてきました。
戸惑うこともありますが、他国の文化に触れることも留学の大きな意義なのだと感じています。



続く。

2年次のワークショップについて①

京都大学経営管理大学院2年に所属する者です。

 私は2つのワークショップに所属しております。
1つはサービス経営に関するワークショップ、もう1つはマーケティング・リサーチに関するワークショップです。(それぞれのワークショップのコースはサービス価値創造プログラム、ビジネス・リーダーシップです)

 複数のワークショップに所属するメリットとして、異なるアプローチから自分の研究対象を研究できることがあげられます。
 私の研究は店舗における香りを使ったマーケティングですが、簡単に分けるだけでも購買量・売上高など数値化できる定量的な側面と、商品を消費するときの非言語行動など数値化が難しい定性的な側面を持っています。 これらの側面を理解し、かつ適した調査を非常に短い時間の中で行うということは多くの指摘を受けることが近道だと考えています。

 論文提出時には、各ワークショップに論文を提出することになるのでその分負担は大きくなるのですが、二年間の集大成を残すのならば内容の濃いものが良いですよね(笑)

 現在、私は寺町のとあるティーショップと共同の研究を行っているのですが、こうした研究活動の設定もかなり自由度が高く、楽しく研究活動ができています。
 
 経営管理大学院に入学すると、1年次にはサービス価値創造プログラムとビジネス・リーダーシップ・プログラムで先輩方の研究活動を聞くことができ、サービス価値創造プログラムでは自分の興味のある研究領域を先生方の前で発表する機会も得られます(その後のワークショップの担当教員も調整されるようです)。

 研究が進み次第、また、こちらに投稿させていただきます。

交換留学体験記①

京都大学経営管理大学院にM2(2回生)所属していますが、
実は今、交換留学の制度を利用してドイツのミュンヘンに来ています。
京大MBAには交換留学の制度があり、今回はそのことについて書きたいと思います。


京大MBAには交換留学の制度があって世界中の国のビジネススクールと提携して
留学のチャンスがあります。(これは部局間提携という)
年々その提携先の数は増えていっています。

提携先(京大HP)

そのほかには大学間の提携の留学制度もあり、これは大学が提携している大学との
交換留学になります。こちらのほうが選べる学校の数は多いのですが、
京大生全体からの選抜になるので競争率が高いです。


どちらの交換留学も京大に納める学費で、留学先の学費は免除されます。
住居・その他の生活費は自己負担。(ただし、奨学金もあり。)
京大MBAに入学される方はぜひこの制度を使ってみてはいかがでしょうか?


私は、前者の部局間提携の留学制度をつかって留学しました。
時期や学校にもよると思いますが部局間で申し込むと定員と希望者の割合から
ほぼ留学が通るのではないでしょうか?
ちなみにミュンヘン工科大学の定員は毎期2名です。

今回はその中のひとつのミュンヘン工科大学のマネジメント学科
(School of Management)に来ています。


TUM SOM(英語です)


留学の期間は半年間(部局間提携は半年間)で、サマーセメスター(夏学期)で、
授業およびテスト期間は4月-8月上旬です。

ミュンヘンの冬は寒いので、気候的には夏がよいかと思いますが、
有名なビールの祭典、オクトーバーフェストは秋にあるし、サッカーは冬がメインなので、
冬も魅力的なイベントがいっぱいです。

勉強のほうはというとちょうど二週間が経ったところで、
一通りの授業は出席し、履修科目を決定するところです。

履修する科目数は交換留学生の中でもまちまちで、5-6科目とる留学生もいれば、
2つしか履修しない学生もいます。日本から来てる学生は少ない。

私はM1のときにほぼ単位をとり終えているので、マネジメント系科目34つ+ドイツ語
(週2コマ)履修する予定です。

ただし、この大学ではレクチャーに演習がくっついている授業が多いので週のコマ数
にすると意外に多い。


ちなみに、京大MBA生はM2で留学することが多いと思いますが、M2では卒業に
必修なワークショップ(WS)を履修しなければなりません。

なので、実質上記プラス1科目になります。
ちなみに、京大のWSは授業はスカイプで参加しています。(WSによって異なる)


所属するWSによって違いますが、この週1回のスカイプ参加の授業が課題もあるし
意外に負担になります。
(WSによっては隔週、月1のところもあり、課題があまりでないところもある。
留学前は要チェック!)

もちろん、留学先で取得し単位は所定の手続きを経て、京大の単位として認められます。
ただ、留学前にとりきってしまう人がほとんどですが。
単位の心配はあまりないのではないでしょうか?


留学の制度についてはこのくらいにして、
次回は留学生活について書きたいと思います。